こんにちは。
機長のTenです。
みなさんは
パイロットの仕事について
どのようなイメージをお持ちですか?
・給料が良さそう!
・多くの人の命を預かって責任感がすごそう!
・モテそう!
他にもあるかもしれませんね!
私もパイロット目指し始めた時は、
なんとなくこんなイメージでした。
今回は現役パイロットであるTenが、
実際にパイロットの仕事をしていて、
『パイロットっていいなぁ!』
と思う、
仕事の魅力を共有したいと思います。
- パイロットになりたい人
- 就職活動を始める人
- 将来の夢が決まってない人
- お子さんにパイロットをオススメしたい人
このような方々は是非ご一読いただいて、
パイロットになるという選択肢を
増やしてみませんか?
- パイロットの給料
- パイロットが見る景色
- パイロットの勤務体系
- パイロットのキャリア
- まとめ
以上についてお話します。
どうぞお付き合いください。
パイロットになる方法は以下の記事を参考にしてください。
パイロットになる方法①【自社養成】
パイロットになる方法②【航空大学校】
パイロットになる方法③【私大】
また、”いつどうしてパイロット目指すことになったのか”興味がある方は
以下の記事をご覧ください。
パイロットになる!いつから目指す?
パイロットの給料
なんとなくパイロットのイメージは、
送迎の車がついて、
世界中を飛びまわり、
給料もたくさんもらっているんでしょ?
こんな感じな人も結構いるのかなと思います。
給料に関していうと、
会社員としてはたくさんもらっている
私はそう思います。
もちろんパイロットの魅力の1つですよね。
パイロットの給料
上の図は国税庁が出している、
給与所得者の年間の平均給与です。
その額は441万円。
この値を基に考えると、
もちろん会社によってバラツキはありますが
国内のパイロットは、
新人副操縦士の給料で平均の2倍前後、
新人機長の給料で平均の4倍前後
これくらいは頂いています。
月ごとに見ると、
フライトタイムの多少によって給与は変化します。
ハイヤーによる送迎がある!?
昔はハイヤーが送迎で付いたりしていたようですが、
最近は公共交通機関での出勤を求められています。
仕事が早朝や深夜で、
公共交通機関が動いていない時間帯では
タクシーの配車がつくケースが多いです。
パイロットの昇進・昇給はあるの?
パイロットには
昇進・昇給という考えがあまりないので、
訓練生→副操縦士→機長
この流れでしかほぼ給与は変化しません。
訓練教官や、
社内の審査を受け持つことのできる査察操縦士になると
多少給料にも変化があります。
体を壊してパイロットができなくなってしまったら?
航空身体検査を毎年合格しているパイロット。
そんなパイロットでも
病気や事故によって体を壊してしまい、
乗務を続けることができなくなってしまうケースもあります。
しかしその場合でも、
パイロットはそれなりの収入が確保されます。
それは、
ロスオブライセンス
という、給与保証型の保険に加入するからです。
掛け金にもよりますが、
最大で通常時の額面の9割ほどを、
課税なしで得ることができるような
内容になっています。
しかも最大65歳まで。
身体検査の基準が厳しい分、
手厚い補償になっていますよね。
安心して働くことができます。
いかがでしょうか。
額を見て多いと思うか、
思ったより少ないと思うか様々だと思います。
中国なんかでは、
機長に対して年4000万円出す
という会社もあるようです。
私は生活には困らないし、
会社員としては多い給料だけど、
色々な制約を受けている仕事なので、
特別多いとは思いません。
パイロットが見る景色
パイロットの魅力には、
いつもの仕事の中で見ることのできる、
美しい景色も含まれると思います。
都会の街並みは、
昼はダイナミックに、
夜はとても輝かしく見えます。
アルプスは四季折々で色合いが変化し、
富士山の直上付近では
必ずアナウンスをしたくなるくらい壮大です。
夜は流れ星がいくつも見えます。
台風の雲や雷雲も
自然の力強さが伝わる距離で見ることができます。
これらの景色は毎日変化し、
2度同じ景色、色合いにはなりません。
美しく感動的な景色を、
コクピットという最前列で眺めることができるのは
パイロットの魅力の1つです。
パイロットの勤務体系
私はパイロットの働き方が好きです。
働き方は個人で考え方が大きく異なるので
一概には言えませんが、
少なくとも私のライフスタイルには
ハマっています。
パイロットはシフト勤務
パイロットはシフト制で働いています。
月の終わり頃に
翌月のスケジュールが出されます。
会社によりますが、
国内線パイロットの場合、
1日に3~4フライトを飛び、
月に65~90時間ほどのフライト時間
があるのではないでしょうか。
あまり中途半端な時間に出勤することは無く、
早番か遅番となり、
一日の内の前か後ろどちらかは空いていることが多いです。
早番の時は仕事後に運動したり、
家族と過ごす時間にしてりしています。
遅番の時は仕事前に子供たちの支度を手伝ったり、
買い物を済ませたりしています。
時間を有効活用しやすいのが良いところです。
1話完結型のワークスタイル
フライトは
連続ドラマのように話が続くことはありません。
1話完結です。
フライト毎に路線が変わり、
お客さまも変わります。
時にはキャビンクルーも変わります。
そのフライト毎に考えるべきことも
当然変わってきます。
毎便気持ちを切り替えて、
フレッシュな状態で仕事に臨めるのは、
集中力が維持されやすく
気に入っています。
1便ごとに仕事を終えた達成感を得られるのも
気持ちいいです。
1日に4フライトあれば、
達成感も4倍です。
ステイというプライベートタイム
月に10日前後は出先の空港近くのホテルで泊まります。
これをステイといいます。
このステイの間は家族と離れてしまうのが難ですが、
ある意味プライベートタイムとして活用できます。
私の場合は、
試験に向けた勉強や筋トレを、
このステイ中に済ませるようにしています。
家族がいても、
1人になれる時間は大事ですよね!
パイロットのキャリア
先ほども少し出ましたが、
パイロットは普通の会社にあるような
昇進という考え方があまりありません。
入社後の流れは大体以下のようになります。
入社
↓
地上研修
↓
訓練生
↓
副操縦士
↓
機長→教官操縦士→査察操縦士
この流れも会社によって異なります。
大体が半年から一年は
地上の他部署にて研修し、
1年から2年ほどで
副操縦士になります。
そこから7年前後で
機長昇格を果たします。
いつ頃に自分の機長昇格があるかは予想できます。
したがって、
人生設計は描きやすいと思います。
また、昇進をかけたレースのようなものは無く、
常に自分の仕事に集中できるというのは
精神的に良いことだと思います。
まとめ
最後にパイロットの魅力をまとめてみます。
- 20代前半でも平均給与の2倍以上を稼げる。
- 万が一体を壊してしまっても収入が保証されている。
- 特別な席で、特別な景色を見ることができる。
- 仕事の時間が早・遅で偏り、空き時間を活用できる
- 1話完結型の仕事。毎回フレッシュな気持ちで臨める。
- ステイというプライベート時間がある。
- 昇進レースは無い。
- キャリアをイメージして人生設計を描きやすい。
いかがでしたでしょうか?
パイロットを目指している方は、
将来の自分の仕事がイメージできるかなと思います。
これから就職活動を始める方や、
まだ将来の夢が決まっていない方は、
パイロットという仕事を知っていただき、
自分の目指すライフスタイルや
価値観にハマるようでしたら、
是非パイロットにトライしてみてください!
お子さんにパイロットを勧めるのであれば、
具体的な魅力を伝えてあげると
響くかもしれませんよ!
パイロットになる方法は以下の記事を参考にしてください。
パイロットになる方法①【自社養成】
パイロットになる方法②【航空大学校】
パイロットになる方法③【私大】
また、”いつどうしてパイロット目指すことになったのか”興味がある方は
以下の記事をご覧ください。
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コメント
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