それじゃ受からないよね。某大手航空会社、合否をわけるものとは?

パイロットになる
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こんにちは。
機長のTenです。

どうしたらパイロットの採用試験を通過できるの

パイロットを目指す方なら一度は考えますよね。

自社養成パイロットの倍率は100倍くらい。
航空大入試で8〜10倍くらい。
そこから大手航空会社へ就職できるのは3〜4割ほど。

まぁ倍率は高いわけです。

私は新卒採用の自社養成パイロットの選考では不合格でした。

その後航空大に合格し、
以前は不合格だったその大手へ就職することができました

どうして最初の選考では不合格だったのに、
2度目のチャレンジでは合格することができたのか。

最初に言っておくと、
これが正解というものはありません

ありませんが、
私の体験上少なからずこれが大事なんだな
ということはお伝えできるかと思います。

今回はそんな私の体験談を交えてお伝えします。

最初に簡単に自己紹介をしておきますね。

私立理系大学卒業
新卒採用の自社養成試験全滅
航空大学へ進学
航空大学で常にAクラス(上位1/3)
大手航空会社2社からフライトオブザーブ獲得
大手航空会社入社
国内航空会社2社転職
現在Boeing機機長

もう一度言っておくと、
新卒時点での自社養成パイロットの採用試験は全滅でした。

しかし航空大学校では大手2社からフライトオブザーブが入り、


当時フライトオブザーブが入る学生は
それぞれの大手から3~4人ずつで、
両社からオブザーブが入るのは2,3人だけでした。

最終的に大手へ就職しています。

この実体験をもとにお伝えしますので、
少しは信頼できる情報かなと思います。

それではさっそく見てみましょう!

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熱い気持ちだけでは不十分

パイロットを目指している方の中には、
小さい頃から憧れていて…と言う方がいます。

正直羨ましいです。

何が羨ましいって
小さい頃から目標があるということは、
そこに向けてエネルギーを注げるからです。

ちなみに私は将来の夢というものが
なかなか見つからなかったです。

小学校の希望調査で将来なりたいものに
一般事務を選んでいました。
一般事務が何なのかも分からず。
判定はAランクでしたけど。笑

とにかくパイロットを目指す方は
熱い想いを持っていることが多いです。

でもよく考えてみてください。

もちろん熱い想いも大事です。
無いより合った方が100倍良いです。

パイロットになりたい!
っていう想いの無い方が
採用試験受けても通らないですからね。

でも自社養成の採用試験を受けに来る人、
ほぼ間違いなく熱い想い持ってるんですよ。

そんな熱い想いだらけの中で、
その想いだけでは他の人と差別化できないですよね?

つまり想いだけでは
採用試験を突破することは難しいということです。

学歴だけでも不十分

自社養成パイロットの採用試験を突破するような方は
結構な高学歴の人が多いです。

もちろん東大生だけが合格するわけではありませんが、
それでも高学歴の方が多いのには理由があります。

理由の1つは信頼です。

東大にせよ私立の有名大学にせよ、
そこへ入学するには受験を突破しなければなりません。

受験を突破したという実績が信頼に繋がります

もちろん入学して終わりなわけではありませんが、
少なくとも受験に向けて自身をコントロールし、
目標達成できる人なのだという信頼は得られます。

ところが自社養成パイロットの採用試験を受けに来る人たちは、
ほぼ全員この信頼のある人たちです。

つまり学歴だけでは差別化につながりません

経験値が多いだけでも不十分

『パイロットになるためには何をすれば良いですか?』
という質問に対して、

『いろいろなことを経験した方が良いですよ。』
と答えます。

見かた・考え方が偏った人より、
いろいろな角度から考えられる人が
パイロットに向いているからです。

実際のフライトでは
常に2,3通りの考えを用意しています。

これは1つ目のプランが実行できなかった時に
すぐに代案に移るためです。

考え方が偏っていると
自分の選択肢を少なくしてしまいます。

自分の考えがすべてだ!正しんだ!
となってしまうんですよね。

こういうことを避けるためにも
様々な経験を積んでおくことは良いことだと思います。

様々な経験といっても、
何もスペシャルな経験である必要はないです。

毛嫌いせず、色々なことに挑戦する姿勢が
大切だと思いますよ。

そして自社養成パイロットの
採用試験を受けに来る人たちも例に漏れず、
さまざまな経験を積んできている方が多いのです。

残念ながら色々な経験をしてきた人は思っているより多いもので、
差別化にはつながりにくいです。

“自分”があるかどうかが大事

じゃあ結局何が必要なんだよ!
ってなりますよね。

ズルいんですけど全部必要なんですよ。

だって採用試験受けに来る人の多くが
全部もっているんですもの。

その中で、
1つ抜けるために欠かせないものがあると考えています。

それは“自分”があるかどうか。

ここで言う“自分”というのは
信念みたいなものです。

自分の価値観

これをスパッと表現できる人は強いし、
魅力的に映ると考えています。

例えば皆さんは、

『一番大切なものは何ですか?』

と聞かれてすぐに答えられますか?

こういう質問に間髪入れずに答えられるような
自分の信念を磨いておくことが大事だと思います。

勘違いしてはいけないのが、
自分の価値観や信念があるのと
頑固とは違うので気を付けてくださいね!

それと価値観や信念は常に更新されていくものです。

古いVersionのままUpdateしないのはマズイですよ。

私の場合

ちなみに私の場合ですが、
最初の自社養成パイロットの採用試験では全滅でした。

敗因は、“想い”しかなかったから

やっぱりそれだけじゃ圧倒的に足りないんですよね。

その後、航空大学校へ行きます。

ここでは座学からフライトまで,
全ての成績でAクラス以上をKeepしました。
全部1番取るくらいの熱量で頑張りましたよ。

私の場合はこれが実績になったと思います。

経験に関しては、
自社養成パイロットの
採用試験に落ちたということが糧になっています。

自分に何が足りなかったのか。
そしてそれを補うために航空大の2年間で何をしたのか。

自分を見つめなおし、
何が自分にとって大事なことなのかを考え、
自分”という軸が強くなりました。

今までのパイロットになるという想いに、
実績経験が加わり、
さらに“自分”をもつことで、
就職試験の面接の場でも臆することなく
自分を売り込めました。

ライザップイングリッシュ



まとめ

最後にまとめましょう。

熱い想いだけでは足りない!実績も必要!
・学歴という実績だけでは足りない!みんなもってる!
・経験値を積んだだけでは足りない!同じくみんな経験値高い!
想い・実績・経験これらを備え、かつ“自分”というぶれない軸をもつ!

これらの考えはパイロットの採用試験に限らず、
他の業種の採用試験を受けるにあたっても
とても重要なことです。

自分”がしっかりしていると
面接で何を聞かれても困ることはありませんよ。

是非参考にしてみてください。



併せてパイロットとしての会社選びの参考に
以下の記事も読んでみてください!

大手が魅力的?!パイロットのキャリアを考えてみる

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航空大学校受験体験記【合格編】

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コメント

  1. […] それじゃ受からないよね。某大手航空会社、合否をわけるものとは? […]

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