こんにちは。
機長のTenです。
訓練が大変すぎてツライ…
審査のたびに追い込まれてしまって…
パイロット訓練が始まると
みんなこんな悩みを抱えますよね。
とても良く分かります。
なかなか毎回の訓練や審査を
準備なしで乗り越えられるほど甘くはないですもんね。
それでも日頃の心がけ次第では、
意外と楽に訓練や審査を乗り越えられることもあるんですよ。
今回の記事を読んでいただくと、
訓練や審査だらけのパイロット人生を楽しく過ごせる時間が
増えるかもしれません。
どうせなら楽しく過ごしませんか?
25分129円~のマンツーマンレッスンなら「レアジョブ英会話」
東洋経済オンラインや産経新聞、雑誌プレジデントでも紹介 「レアジョブ英会話」でも紹介された英会話
最初に自己紹介をしておきますと、
航空大学校では常にAクラス(上位1/3以内をkeep)
大手航空会社へ就職
会社の都合で訓練が中断し国内他社へ転職
一度も訓練や審査で追加訓練や不合格を出さずに機長昇格を果たす
もちろん今も年に数回の訓練や審査があります。
そのたびに準備はしています。
それでも
審査が辛いとか準備に追い込まれる
ということはほぼないです。
むしろ楽しめているくらいの気持ちです。
パイロットである以上は
これらの訓練や審査から逃れることはできません。
どうせなら楽しくクリアしていきましょう!
訓練や審査に追われて困ること
パイロットは
年に数回の訓練や審査を受けることが
法律で決まっています。
つまりパイロットである以上、
これらの訓練・審査から
逃れることはできません。
これが嫌だったらパイロットはムリです。
だからといって
毎日勉強する必要があるかというと
そうではありません。
多くの人は訓練や審査を受ける前に
ある程度準備をして臨むわけです。
人によってはこの準備に追われてしまって
ツライ時間を過ごしているケースがあります。
他人事で申し訳ないですが、
そういう姿を見ると
『もったいないなぁ』
と思ってしまいます。
なぜもったいないと思うかというと、
以下の理由があるからです。
・審査や訓練でFailするとパイロットでいられなくなる
・審査や訓練のために費やす時間が多くなる
・評価が下がる
・楽しくない
具体的に1つずつ見ていきましょう。
審査や訓練でFailするとパイロットでいられなくなる
パイロットの世界では、
訓練中も定期的に行う審査でも
2回はチャンスが与えられます。
つまり1度失敗してしまっても、
もう一度審査を受けるチャンスが与えられて、
そこで合格すれば問題ありません。
しかし審査に2度Failしてしまうとどうなるか。
パイロットとしてはクビになります。
もうその会社で飛ぶことはできなくなってしまうのです。
訓練や審査に追われ、
合格ギリギリのラインにいるということは、
パイロットとして働けなくなる可能性が高いところに
常に身を置いているということになります。
せっかく苦労して
パイロットへのチャンスをつかんだのに、
自らそのチャンスを放棄してしまうのは
もったいないですよね。
審査や訓練のために費やす時間が多くなる
合格ラインのギリギリにいる人は、
もちろん審査に合格するために
準備をしなくてはなりません。
その準備量がとてつもなく多くなるわけです。
だって不合格になるわけにはいきませんからね。
残念なことに、
人は使っていない知識や技量は時間が経つと衰えていきます。
これは全員に共通のこと。
ところが合格ラインのギリギリにいる人たちって、
覚えた知識量や技量もギリギリなことが多いのに加えて、
忘れるスピードが速いんですよね。
もちろんギリギリの人以外も
いろいろ忘れてはいるんですが、
深い知識だったり定着具合が強いので
忘れるまでの時間が長くなります。
忘れたとしても少し復習するだけで
また思い出して定着させられることが多いです。
結果として
ギリギリの人たちの方が審査に向けての準備に
多くの時間をかけることになります。
評価が下がる
これは簡単なことで、
合格ラインのギリギリでは審査の時に
教官たちからこんな風に思われます。
『今回は一応合格だけど、ちゃんと勉強しておけよ!』
これで済めばいいんですけどね。
こういうマイナスな情報って
あっという間に社内または学校で
共有されてしまうんですよ。
そうすると、
会う教官みんなから
『あぁ、あいつは成績不良のやつね。』
というメガネで見られてしまうんです。
残念ながらそうなると
これからの訓練や審査、
本当にひどいと日常のフライトまで
そういうイメージが付いてまわります。
ちょっと失敗しただけで、
他の人なら受けないような指摘まで
受けるようになってしまいます。
これは結構ツライですよ。
楽しくない
マイナスなイメージが常に付いてまわったら
日頃のフライトって楽しくできますか?
訓練や審査に時間を取られてしまうと
自分の時間って少なくなってします。
そうなると楽しいことや好きなことに
割く時間も減ってしまいますよね。
結果としてQOLが下がってしまいます。
人生の多くの時間を仕事に費やすと思いますが、
その時間が楽しくないというのは
致命的だと感じます。
訓練や審査を楽に乗り越えていくための考え方
それではどうしたら
訓練や審査に余計な時間をとられず、
そして楽しくパイロットとして
働くことができるのでしょうか?
私が考えることは以下の3つです。
・楽しようとすると結果として楽にならないことに気付こう!
・毎日コツコツできるのならそれが最高!
・訓練期間中にぶち抜けておく!
楽しようとすると結果として楽にならないことに気付こう!
まずは上の図をみてください。
縦軸はパイロットとしてのレベル。
横軸は時間。
2種類の線があり、
実線が楽勝な人。
破線がギリギリの人。
パイロットとしては大きな山が2つあります。
1つ目は副操縦士になる時。
2つ目は機長昇格の時。
それぞれに訓練期間があり、
求められる最低限必要なレベルがあります。
楽しようとして
合格ラインさえ超えてれば良いでしょ!
という考えで臨むと、
ギリギリ合格ラインを超えたとしても
その後が大変です。
図の中の〇で囲んだあたり、
合格ライン上をギリギリ這うパイロット人生がスタートします。
これが毎回の定期訓練や審査で
苦労する人のポジションです。
また副操縦士としてのレベルがギリギリの人の場合、
機長昇格訓練が近づくとどうなるか。
求められるレベルが一気に上がる割に、
準備できる時間が少なくなります。
何故なら日常のフライト業務を行いながら
空き時間に勉強をしないといけないからです。
これは結構しんどいですよ。
機長昇格訓練に入るころには結婚して、
子供がいてというケースが多いです。
家庭で勉強ばかりしているわけにはいきませんからね!
最初に楽しようとした結果、
副操縦士時代の訓練や審査がツラくなり、
機長昇格時には仕事にプライベートに追われて
さらにツラくなります。
加えて教官からの評判も悪いとなると、
無事に機長昇格できるかどうか…
実際、昇格できない人もいますからね。
気を付けたいところです。
毎日コツコツできるのならそれが最高!
そんな事態を避けるためにどうするか。
ベストな方法は
日頃から積み上げておくということです。
少量でいいから毎日続ける。
赤ペン先生のような回答で申し訳ないです。
でもこれどう思います?
難しくないですか?
私も正直、今まで何度も
『毎日少しづつやろう!』
ってココロに誓ってきましたが、
続いた試しがありません。
この毎日少しづつというのは
想像以上に難しいことなのですよ。
ですからこれができる人は
毎日コツコツスタイルで頑張ってください!
訓練期間中にぶち抜けておく!
残念ながら私を含め、
多くの方が毎日コツコツ派ではないと
確信しています。笑
そんな方にもオススメの方法がありますので
心配しないでください。
私もこのスタイルで
一度も訓練や審査にFailしたことありません。
楽しく日々の仕事をできています。
その方法は、
訓練期間中にぶち抜ける!
これです。
やりかたは簡単です。
特に初期課程での訓練中や
副操縦士昇格への訓練期間中を指しています。
これらの訓練中は正直言って、
訓練以外やることがありません。
この膨大な時間を使わない手はないです。
上げられるだけレベル上げておきましょう!
なんならここで機長になってやる!
くらいの勢いでやりこみましょう!
なんだよ、結局ツライじゃねーか…
そんな風に思った人。
あたり前でしょ?訓練だもの。笑
必要なエネルギー量は変わらんよ。
ただ、今この時にやっておけば
後の生活が楽になるよってことです。
理想は上の図の中の実線側です。
最初にレベル上げておけば
副操縦士の間の定期訓練や審査は
必要最小限の努力量で済みます。
教官方からの信頼も得られます。
知識を忘れるスピードが遅くなります。
結果として機長昇格時に
必要最低限求められる
レベル上げの量は少なくて済みます。
そして何より
楽しく日々を過ごすことができます!
ほら、良いことしかないんですよね。
是非皆さんには(コツコツ派でなければ)
こっちの訓練期間中に集中してぶち抜けるスタイル
を目指してほしいです。
【30日間全額返金】ライザップがTOEICにコミット!ライザップイングリッシュ
まとめ
最後にまとめて終わりましょう。
ギリギリ合格を狙って楽するとギリギリの人生になる!
毎日コツコツできる人はそれがベスト!
コツコツ派じゃない人は、最初の訓練期間中にぶち抜けておく!
パイロットである以上、
常に訓練や審査と付き合わなければいけません。
どうせならそれらを
楽しくできたら良いと思いませんか?
必要なエネルギーを
適切なタイミングで投下するだけで
その後が人生が変わります!
是非皆さんも楽しいパイロットライフを歩んでください!
併せて、よく苦労する訓練生の特徴を
まとめた記事もぜひ確認してみてください
今すぐ見直そう!パイロット訓練で苦労する人の特徴
パイロットのお仕事がどんなものか興味ある人は以下の記事の確認してみてください
あたり前のことを、あたり前にやりとげる!パイロットのお仕事とは?
優先順位、決めていますか?パイロットに必要な能力
コメント
[…] 訓練や審査だらけのパイロット人生を楽にする記事は楽しようとしない人が一番楽になる!訓練や審査を乗り切る方法 […]
[…] り切りたい人は以下の記事を確認して下さいね!楽しようとしない人が一番楽になる!訓練や審査を乗り切る方法 […]
[…] 、訓練や課題をクリアする考え方を知りたい方は、楽しようとしない人が一番楽になる!訓練や審査を乗り切る方法 […]